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【サッカーマーケティング②】アビスパ福岡がたった1年でJリーグ1位となったニッチ戦略

2016年のアビスパ福岡は、チームの成績こそ伸び悩んでおりますが、とあるカテゴリでJリーグで1位になり、それに伴い会社の収益も伸ばしています。 アビスパ福岡がJリーグで1位になったものとは、どんなものでしょうか。今回も、マーケティングの視点で追っていきたいと思います。

どのようなカテゴリでもいいから一番になる

突然ですが、みなさんは、ランチェスター戦略というのをご存知でしょうか。
これは、イギリスのエンジニア『フレデリック・ランチェスター』が第一次大戦の際に考察し発表した『ランチェスターの法則』を経営に落とし込んで経営論として利用されているものです。ランチェスター戦略とは、自社を事業分野において、「強者」と「弱者」に分類し、それぞれ異なる戦い方を実践することで、戦いに勝つというものです。

その一つに、弱者の戦略として「小さな市場(ニッチ市場)で一位になる」になるというものがあります。
ニッチ市場というのがイメージしづらいと思いますので、ラーメンで例えて考えてみます
市場が大きい順に「ラーメン>とんこつラーメン>細麺とんこつラーメン>長浜ラーメン」 というふうに、スープや麺、地域で細分化(ニッチ化)することができます。

その中で、なぜ1位にこだわるのか、それは1位と2位の差があまりにも大きいからです。
日本一高い山は言えても、2番め、3番めに高い山ってパッと思いつかないですよね。

あなたなら、1位になるためにどんなニッチ市場を狙いますか?
・塩ラーメンで中洲1位
・うどんのやわさ1位
・左利き用ハサミ販売1位
などなど

しかし、ニッチであればいいというものではありません。
「牛乳納豆ラーメンで能古島1位」など市場がそもそも小さなニッチで1位をとっても、広がりがなく1位になる意味がありません。

そして、この戦略は日本人の特性にも非常に合っています。
CMなどでも、○○1位とか、○○金賞受賞ってよく聞きますよね。
ニッチ市場で1位になることで、知名度という武器を手にいれることができるのです。

 

アビスパ福岡が選んだニッチ市場1位は何か

アビスパ福岡が選んだニッチ市場はスポンサーの数でした。
2015年、前年186社だったスポンサー数を、前年比5倍の1000社にするという目標を掲げました。
クラブはなぜこのような数字目標を掲げたのでしょうか。
それは、Jリーグで一番スポンサーが付いているクラブになるためです。

これまで、Jリーグで一番スポンサーが多いと言われたいたのが、ヴァンフォーレ甲府の約300社でした。
それと比べても、3倍強の1000社獲得することで、他には誰も真似できない局所的な圧倒的No.1を目指したのです。

その結果、2015年度のスポンサー企業数は、1,010社となり、名実ともにJリーグで一番スポンサーが多いクラブとなりました。
そして、ニッチ市場No.1効果はテキメンで、2016年度の目標を1500社としていたのですが、すでに1200社以上のスポンサーが集まり、他クラブの追従を許さない状況になっています。

 

自社の強みとニッチ市場はどこにありますか?

このサイトをご覧の方々で大企業の方は少ないと思います。
そのため、ランチェスター戦略でいうところの弱者になる企業がほとんどではないでしょうか。

となると、自社の強みを最も発揮でき1位なれるニッチ市場はどこでしょうか。
一度、じっくり考えてみてはいかが?