通信機器で世界を目指すーーメイドインジャパンにこだわるBraveridgeの挑戦

福岡スタートアップ企業特集

スタートアップ支援事業に力を入れている創業特区・福岡市。私たちが知らないところで、数多くのスタートアップ企業が生まれています。本連載では、日々奮闘している「福岡発・スタートアップ」に注目して、彼らのサービスとともに今後の展望についてお聞きしていきます。今回は、通信機器・国産IoTデバイスの開発・製造をしている 株式会社Braveridge 代表 吉田 剛氏にお話を伺いました。

IoTデバイスの設計から製造までワンストップで実現

 
ーー御社のメイン事業について教えてください。
 
株式会社Braveridgeは、技術担当取締役(CTO)の小橋 泰成と2人で立ち上げた会社です。彼とは、美野島の九州松下電器で共に働いていました。メイン事業としては通信機器の企画設計・開発・製造、最先端IoTデバイスのソフトウェア・ハードウェア開発をワンストップで行っています。
 
ーー主力商品について教えてください。
 

まずは、BLE(Bluetooth Low Energy)モジュールですね。Braveridgeで製造しているBLEモジュールの国内シェアは約30%を占めており、様々なデバイスに活用されています。
 
株式会社NTTドコモや国内の複数企業が参画している 「Project Linking」に対応した「Oshieru」「Kizuku」を3月にリリースしました。「Oshieru」は窓等に取り付け開け閉めの検知を、「Kizuku」は引き出しや薬箱等に取りつけることで動作の検知を実現します。
 
これまでにも同プロジェクトでは、本当に大切なお知らせを光って通知する「Tomoru」や温度・湿度・気圧を通知する「Sizuku」を開発・提供しています。
 
 

日本国産のIoTデバイスで福岡からグローバルへ


 ーーハードウェアの製造はどの拠点で?
 

組み立て工場が福岡県西区田尻にあります。今年で13期目なのですが、少しずつインフラを整えてきて、福岡工場の設立と自社製造施設稼働を始めたのが2013年。現在は、多い製品だと月に5万個製造しています。
 
製造でこだわっているのは、国産であるということ。よくお声かけいただくのが、海外企業へのリスクを感じている方や、日本製にこだわりを持つお客様ですね。一時期はOEMの割合が大半を占めていたのですが、2014年頃から自社製品の開発をメインにシフトしている最中です。
 
ーーグローバル展開は以前から視野に入れていたのですか?
 
Braveridgeは創業2社目、1社目はシンガポールで創業したので、視野に入れていたというより当たり前に考えていますね。まずは、国内で地盤を固めて、世界に通用する商品が完成したら、海外へ展開する予定です。
 
ーー今後の展望について教えてください。
 
通信機器のことならBraveridgeに、というレベルまでいきたいですね。もちろん、日本だけではなく世界で。現在、開発しようとしているのは従来にない長距離無線システムです。短距離無線では解決できなかった課題に新しい解決策を提案していきます。
 
長距離無線システムを一貫して作ることができる会社はまだ世界的にも少ないので、世界企業に先駆けてプロダクトを出していきたいです。
 
 
株式会社Braveridge:https://ssl.braveridge.com/
企画:F Ventures
主催:福岡スタートアップ・サポーターズ協議会
   (事務局:福岡市経済観光文化局創業・大学連携課)
 
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